ももちゃんと出会ったのは、ある冬の日のショッピングモールだった。猫や犬がたくさんいて、そこに家族連れやカップルがいたことを覚えている。

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「動物愛護団体 青い鳥」と書かれたポスターが目に入った。小さな女の子が猫を抱いていて「この子がいい!!」と父親に言っていた。「じゃ、この子にしよう。」その女の子は猫を大事そうに抱えていた。ある若い女性は「どの子にしようかな?あの白黒の犬可愛いな。

抱っこしてもいいですか?」と女性スタッフに声をかけて、1匹づつ代わる代わる抱っこしては「どの子がいいかな?ねえ?」と彼氏らしき男性に微笑んでいた。そこにももがいた。ももだけ抱っこされていなかった。ももは黒色で靴下をはいたように足は白く、瞳は大きいとびきり可愛い仔犬だった。けれど、瞳の奥はじっと何かを見つめる目をしていたことを覚えている。私は「抱っこしてもいいですか?」とスタッフさんに声をかけた。

「この子抱っこ嫌いで、誰にも抱っこさせたことなくて・・。大丈夫かな?」そう言いながら恐る恐る私に渡した。ももは、私の腕の中にすっぽり顔をうずめて、丸くなり、20分抱かれたままだった。「明日にはこの子、保健所なの。」そう話され、「連れて帰ろう」心に決めたのだった。

「抱っこさせたのはあなたが初めてね。」ももを家に連れてきた時、女性は微笑んでいた。「もも」と名付けたのは小さな頃に読んだ絵本の「モモ」。ずっとそばにいて欲しい、私もいるからという想いを込めた。最初は、散歩もできなかった。ご飯も私がいない時は食べなかったし、トイレも我慢していた。そんなモモは、父や母、祖母のいる大きな家で番犬をするまでになった。誰かがくると必ず吠えてくれ、誰かが具合が悪くなるとそばに寄り添ってくれる。大切な家族。海沿いの海岸を走るモモはとても速い。どこまでも続く夕空の下で、家族と共に歩んでいる。家にきてくれてありがとう、モモ。