有酸素運動とはウォーキングやジョギング、スイミング、エアロビクスなどのエネルギーを生み出すときに酸素を使って糖質や脂肪を燃焼する運動です。
これによって内臓脂肪を燃焼しダイエット効果が期待できることは知られていると思いますが、有酸素運動を行う前に筋トレをすると脂肪燃焼の効率が上がることはご存知でしょうか?
運動で使われるエネルギー源は、主に糖質と脂質です。糖質はエネルギー源として脂質よりも優先して使用されるため、有酸素運動を行う前に軽く筋トレをすることで、体内の糖質が少なくなり必然的に脂質が使用されるようになります。
また、筋トレを行うと新陳代謝が促進されるので、より有酸素運動による脂肪の燃焼効率が上がります。
「筋トレなんて面倒くさそう」と感じる人は多いと思いますが、今回は、今からでも始められて初心者でもできる簡単な筋トレを紹介していきます。
○おすすめの筋トレとその方法
膝つき腕立て伏せ
通常の腕立て伏せとは異なり膝をついて負荷を軽くした状態で行い、胸、二の腕、背中を鍛えます。
①通常の腕立て伏せと同じ姿勢をとります。この時、両手は肩から拳2つ分ほど外側に置きます。
②膝を90度に曲げ、膝を床につけます。
③肘をまげて胸が床に着くようにゆっくり体を下ろしていきます。
④頭から膝までのラインが一直線になることを意識して肘を伸ばします。
⑤①~④を15~20回繰り返します。
フロントランジ
スクワットよりも腰への負担の少ない下半身を鍛えるトレーニングです。
①両手を腰に当て、両足を前後に大きく開きます。
②息を吸いながら腰を下ろしていきます。この時、前に出している方の足はかかとが膝の真下にくるように膝を直角に曲げてください。
後ろの方の足はつま先で床をとらえ、膝が床につかないようにします。
③息を吐きながら膝を伸ばします。
④①~③を15回~20回繰り返します。その後、反対も繰り返してください。
ヒップリフト
お尻周りを鍛えるトレーニングです。
①仰向けの姿勢になって両方の膝を90度に曲げます。
②足裏全体を使って肩から膝が一直線になるようにお尻を浮かせてください。
③お尻を床ぎりぎりまでゆっくり下ろします。
④①~③を15~20回繰り返します。
○まとめ
いかがだったでしょうか?
有酸素運動を行う前に筋トレをすることで体脂肪が燃焼しやすくなることが分かったと思います。
有酸素運動をすることで期待できるダイエット、血行促進、美肌やむくみ改善の効果を効率よく得るためにもあなたの生活に筋トレの習慣を取り入れてみてはいかがでしょうか?